2022年インスタグラムで自分の商品やサービスを効率的に販売する方法
【この記事でわかること4つ】
2.インスタグラムで集客をする上で大切な方程式と指標3つ
3.メンション、タグ付けをしてもらうことも大切
4.目標設定してから運用しないと無駄な仕事になってしまうこと
【筆者のプロフィール】
労働形態:フリーランス
職業:美容師&フォトグラファー/ビデオグラファー
美容師としては完全マンツーマンで施術をおこなっており、
インスタグラムでは、新規のお客様を集客するために発信をしています。
フォトグラファー、ビデオグラファーとしては
マタニティフォト、家族写真、ウエディングフォトを主に受注しています。
たまに事業者様向けのサイネージに使う動画素材の提供、webCMの制作なども。
【インスタグラムの運用目的】
1.見込み顧客へのリーチ
2.予約、受注の獲得
運用しているアカウントは2つ。その運用成果。
運用成績はインスタグラムのインサイトで確認しています。
@haseryo_com→撮影/制作の案件受注
@haseryo_hair→美容室への集客
【2022年3月の運用成果】
美容室のインスタ経由のみの新規顧客数:13名
平均単価¥14,000
広告費0円
撮影案件のインスタ経由のみの受注、相談件数:8件
平均単価:非公開
自分の目標値に対しては十分な成績を取れています。
新規顧客の数としては、○ットペッパービューティの
新潟市○代○町エリアの○ンプルプランの平均値くらいの成果を出しています。
サービスや商品が売れる時の方程式と指標3つ
PV×CTR×CVR=成約顧客n人
上記の計算式はあらゆる商売に転用できると思います。
求人広告などにも有効活用できます。
ここからは、ごちゃごちゃさせないために美容室の集客に絞って運用方法を明記していきます。
まず、上記の方程式には、
インプレッション(PV)×プロフィールへのアクセス率(CTR)×予約サイトからの予約率(CVR)
この3つの指標を当てはめてマーケティング成績の良し悪しを判断しています。
自分のPV、CTR、CVRを調べるには?
自分のインスタグラムのインサイトを開いてください。
PV数(page view)=インプレッションの数
CTR(click through rate)=プロフィールまたはウェブサイトへのアクセス数 ÷ PV数
CVR(conversion rate)=対象月の成約数(予約数)÷ CTR
これで求めることができ、これらの数字で目標値の算出ができます。
CTRが2%(200名がプロフィールまたはウェブにアクセス)
CVRが4%(インスタ経由の新規顧客8名来店)の場合10,000×0.02×0.04=8名来店
となります。
そして、今月は新規顧客が10名欲しい!となったら、
10名÷CVR4%÷CTR2%=12,500PV
12,500回のPVが必要になります。
また、PVが良くても予約が入らないならプロフィールにアクセスされてない(CTRが弱い)、
または予約につながっていない(CVRが弱い)ということがわかります。
プロフィールへのアクセスを増やしたいならそのための施策をする、
予約率を上げたいならそのための施策をする
というふうに、指標ごとに取り組むべき施策が変わってきます。
PV数を増やすのに必要なこと
・PVされやすい場所で発信する
・PVを稼げるハッシュタグをつける
今ならリールが手っ取り早くリーチする
→インスタグラム(Meta社)はリール機能を流行らせたいからアルゴリズムでリール投稿を優先的に発見に載せたりしている。
フォロワーがすくなくても幅広いユーザーにリーチする。
広告の運用でリーチさせる(有料)
ターゲットをしっかり絞って運用する
地域、興味関心を絞り込んで広告配信する
ハッシュタグの付け方とキーワード分類の仕方
僕の中ではハッシュタグは大きく3つの使い分けをしています。
これはめちゃくちゃ大事だなと思っていて、
ハッシュタグの付け方次第でユーザーの流入数が大きく変わってきます。
1.集客キーワード+地域名 #新潟美容室 #新潟カフェ #新潟ランチ #新潟観光 など。
この辺りのキーワードは多くの人にリーチできます。
2.収益キーワード #髪質改善 #髪質改善トリートメント #水素トリートメント
この辺りのキーワードは目的意識を持った人にリーチできます。
3.商標キーワード+地域名 #ウルトワトリートメント新潟 #髪質改善新潟
この辺りは買いたい商品、利用したいサービスが概ね決まっている人にリーチします。
これらの使い分けをしながら、投稿にハッシュタグを組み込んでいます。
CTR(クリック率)を上げるためにすること
ライティングで行動を喚起させる
投稿のキャプションや投稿の文字入れで
プロフィールへのアクセスを自然な形で促します。
「この投稿の続きは…@アカウント名」
「料金を見てみる」
「他の投稿を見てみる」
など、閲覧してくれた方にプロフィールにアクセスしたいと思ってもらうのがポイント。
投稿のビジュアルを良くする
自分が参考にしているアカウントの写真の構図や背景を徹底的にマネする
→なぜその投稿が素敵に見えるのか?
自分で言語化して真似できるようにする
「背景に観葉植物があってさわやかな印象」
「自然光で撮っているから透明感がある」
「髪の毛の面が整っていてツヤが美しい」
「ヘアスタイルのカットラインがキレイ」
など。
CVR(予約率、成約率)を上げるためにすること
・商品やサービスを買わない理由を削る
初回限定サービスの提供
期間限定商品
インスタ限定クーポン
など。
・競合商品やサービスと比較させずに、利用することによる便益を明示する
高級ドライヤーを例に挙げると、
そのドライヤーが他のドライヤーとどう違うか?ではなく、
そのドライヤーを使うことによってなにが良くなるのか?を訴求する。
→地肌ケアや髪の毛の保湿ができるドライヤーなので、その他のヘアケアに使う消耗品を買わなくて良くなる
など。
メンション、タグ付けしてもらうことが集客への1番の近道
僕がインスタ運用をしていて、最も有効だと思ったのがメンションやタグ付けしてもらうことでした。
お客様が商品やサービスを利用してくれた時にメンションやタグ付けをしてもらうとお客様の友人や知人に自分の存在を伝えられます。
これによってPVとCTRが格段に向上します。
友人や知人からの紹介は信頼性が高く、
来店やサービス利用の確度がかなり高いです。
自分が商品やサービスを探しているときに友人や知人から教えてもらったら候補の上位に入りませんか?
メンションやタグ付けをしてもらうには
・お客様との関係性の向上
・高い品質の商品、サービス
が主に必要です。
美容師においてはメンションしてもらうときのために仕上がりの写真を美しく撮ってあげる。
これだけでもお客様は自分のストーリーや投稿に載せたくなります。
また、メンションやタグ付けをしてもらえなくてもその投稿に興味をもった方はそのお客様に「どこで買ったの?」「どこのお店?」などDMで質問するのです。
そこから紹介来店につながります。
友達が美味しそうなラーメンを投稿してたらついついどこのお店なのか聞いてしまいませんか?
メンションやタグ付けをしてもらうためには
お客様を普段から大切にしていることが大前提です。
心を込めた接客、サービス
品質の高い商品の提供
人としての繋がりを深める
これが大切です。
ぶっちゃけいいね数やフォロワー数とか保存数は関係ないと思う話。
来店してくれたり、仕事の依頼をしてくれる人は必ずしもフォロワーではないです。
来店や受注の後、関係が深まって相互フォローすることはよくありますが、いきなり初見の他人のことフォローしなくないですか?
人によってフォローをするきっかけは違いますが…
みんなが気軽にフォローするとしたら有名人やインフルエンサー、メディア系アカウントではないでしょうか?
いいねされてもお客様が来なければ意味がありません。
保存されてもお客様が来なければ意味がありません。
いいねやフォロワー数は、見込み顧客に対して権威性や影響力を表すにはいいアクセサリーですが、、、
顧客獲得や依頼件数を増やす上で大事な指標は、
PV数×CTR×CVR
これに尽きます…
フォロワーが増えればお客さん増えるみたいな安易な考えはやめましょう笑
投稿の効率化について
今後は運用ツールの利用も検討しようと思っている。
主に投稿予約ツールを利用して、毎日の業務を減らし、効率的に発信していこうかなと。
参考にしている記事は以下。
主にツールを比較している記事ですがとてもわかりやすいです。
https://social-advisors.net/archives/2294
この記事では「スマホで簡単に予約投稿を行い、楽にアカウントを運用したい」「予約投稿ツールの評価を知りたい」などの疑問に対…
この記事を読んでみて、
予約投稿を作る日を決めて何日分か投稿をためておくとめちゃくちゃ楽チンなんだろうなーと
毎日投稿を作っていると地味に疲れますしね…
目標値があってこそ運用の意義が生まれるので闇雲に施策しない
ここまで書いたことはただそのままやればいいというわけではなく、各々の目標値を算出した上で運用した方がいいです。
目標値がないと成果を測れないからです。
(ここでは僕の目標値を公開できませんが)
僕の場合は、
年間の新規顧客獲得数を自分の稼働時間の余りと平均施術時間から算出した上で
自分の余っている稼働枠数を埋められる顧客の数を目標値として設定しています。
その上で月間目標を立てて、
PV数、CTR、CVRの目標を設定して運用しています。
ここまでしないと毎日の投稿が成果を計測できない「無駄な作業」になってしまいます。
広告運用する際にも目標がないと適正な広告宣伝費も算出できないし目標成約数も設定できません。
お金の無駄使いになってしまいます。
要点まとめ
インスタグラムマーケティングは、
・PV×CTR×CVRを意識して運用する
・メンションやタグ付けをしてもらうのが集客への1番の近道
・目標値をしっかり設定してから運用する
この記事を見た皆様も是非取り組んでみてください!
ご覧いただきありがとうございました!